満足度の高い従業員は顧客により良いサービスを提供する。皆さんも顧客としてこれを感じたことがあるかも しれません。またこの関連性は多くの調査でも明らかになっています。 しかし企業が従業員をより引き込むためにはどうしたらよいでしょう。従業員が仕事に満足できるようにする 明確な方法は何でしょう。会社と自宅のハイブリットな働き方や新たな仕事の仕方で、この満足度レベルは向 上するのでしょうか。企業はどのように従業員満足度や定着率を高める人事戦略を行うとよいでしょうか。この 基調講演では、日本のアリアンツパートナーのCEO でかつて世界の人事部門の責任者であった私の経験をも とに、これらの質問や疑問に答えていきたいと思います。
AWPジャパン株式会社
代表取締役社長
2003 年にアリアンツに入社。現在、日本のアリアンツ・パートナーズのCEO を務め、自動車、旅行、健康の3 つの分野おけるアシスタンスサービスおよび保険商品を中心に取り扱い、新たな戦略の実行と日本事業の成長に向けた舵取りを行う。過去にはアリアンツ・パートナーズのグローバルHR ヘッドとして、パリ本社を拠点に活躍。グローバルな人事戦略を定義し、世界30 以上のビジネスユニットに展開した。また、アリアンツ・パートナーズの成長を支えるタレントマネジメントと従業員エンゲージメント戦略も重要な役割であった。ポルトガル出身。ポルト大学を卒業後、日本に留学し、東北大学で研究生として学び、名古屋大学で修士号を取得。2016 年に夫、息子、娘(現在14歳と10歳)と共に東京に移り住む。旅行、ダンス、音楽が個人的な関心事の一つである。家族と一緒に和太鼓の練習や演奏をしており、これらの活動は健康維持と集中力を高めるために、ウェルビーイング・プランの一部となっている。